「ナザルボンジュ」 魔除けのお守り

青い目玉、これは何?

当店では最近トルコ雑貨を増やしているのですが、ホームページ上に青い目玉があふれてきました。

この青い目玉、イベントで飾っていると大人も子どももとっても気になる様子で、みんな触っていく人気者です。
「トルコのおみやげにいただいたことがあります」という方もいらっしゃいますが、ご存じない方も多く、「目玉おやじみたい−」と面白がられます。「目玉を模したトルコの魔除けですよ」と言うとみなさん驚かれ、「かわいい」と言われる方も、「ちょっと不気味」という方まで反応は様々です。

褒めると悪魔が来る? 妬みの目から守ります

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トルコでは他人から羨ましがられることによって災いがおこると信じられています。

「かわいいわね−」「素敵ねー」と褒める時には、意図せずとも無意識に嫉妬や妬みの目(邪視)から呪いが発せられるので、褒めた時や褒められた時には呪いを聞きつけた悪魔がやってこないように必ず「マンシャッラー(神様のおかげさまで)」「ナザール デーメシン(邪視がきませんように)」とおまじないのように言います。
日本ではあまり馴染みのない考え方ですよね。

その邪視(Nazar)を跳ね返して守ってくれるのがこの目玉のお守り(boncuk)「ナザルボンジュ」。
青い目玉はギリシャ神話にも出てくるメドゥーサの目を模しているんだそうです。(トルコの地中海沿岸は古代ギリシャ文明が栄えた地域なのでメドゥーサの伝承が残っているそう)
見たものを石に変えるメドゥーサの目、確かにすごく威力がありそうですね。

ガラスで出来ているので割れてしまうことがあるのですが、その時には身代わりになってくれたと考えます。
これはナザルボンジュに限らず、食器などを割ったりものが壊れた時にも「これで本来は自分の身に降り掛かってくるはずだった厄災から守られたんだ」ととってもポジティブに考えるのがトルコ流です。

あっちでもこっちでも青い目玉

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この「ナザルボンジュ」、トルコではあちらこちらで見かけます。町中の各家の軒下やお店の壁に大きなナザルボンジュが吊り下げてあります。

新しく何かを買ったりおめでたいこと(赤ちゃんが生まれたなど)があった時にも身につけたり飾ったりします。またアクセサリー類にも使用されています。
子供が続けてケガをした時にトルコの方に「きっとナザルがあるからだろうから、ちゃんとナザルボンジュを身につけさせなさい。」と言われたことがありました。

面白かったのは、私が通っていた手芸教室でみんなが自分の作品に小さなナザルボンジュのピンをつけていたことでした。とっても綺麗にできているので、他の人から羨ましがられるということですね。

トルコでよく感じたのが、日本の「謙遜する」という態度はあまりなく、みなさん自分のことや家族などを誇らしく思っていてそれをを素直に表現するということです。ナザルボンジュをつけるということからもそれを感じました。
トルコの方のそうした一面はまた次の機会にご紹介しますね。

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